わゐうゑをと「まとめる心」 |
ア行を、発出する心、立とうとする心に聞くと、ワ行を、元にかへる、据る心、の声ときいたネ。 「すわる」のは、「(ス)状態を、(ワ)元へもどして、(ル)つなぐ」ともなるのだヨ。 英語の二十六音を僕は、AIUEOの母音をぬいて示した字にみえたヨ。 AIUEOをくっつけると、アカサタナハマヤラワの五十一音になってしまふと、きこえてきたネ。 ヤイユエヨは、Yの感情にAIUEOのついたいYA YI YU YE YO、の感情ときこえるヨ。 英語にもこのつづりはあるとおもふヨ。 たとへぱ、YARN(糸)、YIELD(生づる)、YULE(クリスマス季節). YET(まだミない)、YODEL(ヨーデル節)、などに、YA YI YU YE YOの感情をさがしたいヨ。 Yの感情の心体も五段の体になツてゐるとおもふけれどネ。 ワヰウヱヲも、の感情の体の声で、五段の体とおもツたヨ。 の感情にAIUEOがつくとみると、WA WI WU WE WO、ワヰウヱヲ、の体になるヨ。 僕は、アカサタナハマヤラワの十心体は、みんな五段の栄養素からできてゐなければならないように、見えるのでネ。 だから、英語にも、WAG(ゆり動かす)、WIG(かつら)、WEDGA(くさび)、WONT(常とする)、などに、ワヰウヱヲの感情をきいてみるヨ。まったくの素人かんがへで、ひとりよがりとはおもふネ。 おとぎばなしでしヨ。 昭和四十五年十一月十五日の読売新聞、日曜版で、立原正秋氏の「坂道と雲」とゆふ文を拝見してネ。 そこに、 「匂、は、本当は、にほひ、と番きたい。 にほひ、では、どうも雅致に欠けるから、匂、と書いたが、戦後ずうっと新かなで通してきながら、やはりときどき抵抗を感じる。 あはれ、が、そうである。 あわれ、ではどうしても気韻にとぼしい」 と、書いてをられたネ。 僕はいくたびも拝読したヨ。 |