太陽魔術                                                                               

至宝わゐうゑを図譜(その3)
 

<コメント>
10の心型を、相性で組み合わせると、5つの組が出来る。
この5つの組は、ア、イ、ウ、エ、オの五段の感情になる。
ア段は拡大と集抱の組合せ()で、未来心
イ段は基本と連絡の組合せ()で、相対心。
ウ段は受容と分析の組み合わせ()で、現在心。
エ段は進取と守備の組合せ()で、攻防の心。
オ段は整理と出発の組合せ()で、整理心。
父は50音をこのように分析しました。

そして
「私は、アイウエオ五段、アカサタナハマヤラワ十行、この五段十行図譜は、不滅の業跡としての至宝ではなかろうかと.涙がこぼれるおもひをしました。」
と評しております。

「九つの心型と、その光りとの、十の心型でくみたてられた人間から、アカサタナハマヤラワの十行の声の感情をひきだしてみてから、アイウエオ五段の体、これはなんだ、となりましたヨ。」

「いいですカ、またここで、五十音十行の感情の心型をならべてみますヨ。
十行の心型が、二つづつ組みになって、五段感情の体をつくってゐるとみえるんです。
十行の心型の感情の相性が組になって、五段の体にでてきますヨ。よくみてくださいョ。」

 1  ア行は、感咐体の発光の声
 2  力行は、受けいれる心体.の声
 3   サ行は、基礎、共存、の心体の声
 4  夕行は、進取する心体、の声
 5  ナ行は、分けてはいる、心体の声
 6  ハ行は.ふくれひろがる、心体の声
 7  マ行は、内部を守る心体、の声
 8  ヤ行は、集め抱へる心体、の声
 9  ラ行は、連絡する心体、の声
10  ワ行は、整理する心体、の声

この九つの心型の感情が、相性で組になったと、まへに言ったでしょう。
それは、(拡大)(集抱)心組、これは、「をひろげて、それを集めたい」とつながりますネ。

(基本.共存)(連絡)心組、これは、「基本に、つながる」でもいいし、また.「中心と、つながる」でもいいし、また、「共存に、つながる」とも言へましょう。

(迎入)(分析)心組、これは、「受けとって。選んでみる」とか「選んで.受けとる」でもいいですネ。

(進取)(守備)心組、これは、「攻めると、守ると」でもいいし、また、「攻めるときは.守ろうとしてゐる」でもいいし、または.「自信があれば.力があれば、進むことができる」でもいいでしょう。

(整理)心型は.「まとめるとか、元へもどる」とかの心だが、これは(発出)心型と隣りでしょう。
家へもどったときは、又出かける出発へつながりますネ。
すわったときは、立ちあがる発出心に、つながるのでしょう。

これでアカサタナハマヤラワの十心型感情は、二つづつ組になって.五段感情にまとまったのですヨ。
この感情を、よくよくみつめてくださいヨ。
どうしても.そうなるとみえるのですヨ。
これを、説明してみますヨ。

(1) 心をひろげるハ行の拡大心と.かかへよせる集抱心との◎心組は、「希望をひろげて、それを抱へたい」感情とみるから「未来」をさす心でしょう。
ア段は「未来をさす心」で、ハ行の(拡大)、ヤ行の(集抱)、の、心組の感情の段とみるのですヨ。

(2) 基本の(原体心)に、つながる心(連絡心)とした、心組は.「実在に.つながる心」で.既にあるものと相対する感情として、「相対」をさす感情の段とおもふのですネ。
これが.イ段の感情で、イ段は、サ行の、「基礎.共存」の心とラ行の、「つながる連絡する」心との、心組感情の段になると.みえるのですネ。

(3) ウ段の感情は、受けて、選ぶ、心組の「迎へて、それに分けてはいる」感情とみると、「現在」をうごいてゐる心とみるのですヨ。
ウ段は、力行の、「迎へて、と、ナ行の、それをえらぶ」組の、「現在」感情の段と、みえましたネ。

(4) エ段の感情は.「攻防の感情」の段にでてきましたヨ。
の進む、の守流る、この、心組の、(攻防)の感情で、命令するときの心には、攻防の心がいちばん動くとおもふのですがネ。
だから、エ段の感情は、「夕行の進取する心と、マ行の守備する心」との、心組の感情の段、とみるのですネ.

(5)それで.オ段は、整理心型の感情の段となりましたヨ。
たぶん厳密にみたら、オ段は、整理心と、米発出心との、心組の感情の段、になるのではあるまいか、と、おもひますがネ。

このことは、アイウエオ五段感情は、十の心型の性質が、その相性で組になった五組の心組でつくられた躰になってゐる。
その躰を分解してみると、アカサタナハマヤラワの、タテの線としての十の心型にならべられてしまふ、と、なってきましたヨ。
この五段十行のくみ立ては、ちょうど、人の躰のくみたてに.にてくると、おもふのですヨ。
人の躰のくみたてをみましょうカ」

「人の躰の質の大別した分けかたに、五大栄養素とゆふのがありましたネ。
これが、躰をつくってゐる、五段の質、とみますとネ。
(1)含水炭素、(2)脂肪質、(3)蛋白質、(4)無機塩類、(5)ビタミン.これを主要な栄養素としますとネ。
文学さへも知らない私が、生理学はもっと分らないから、これを都合のよいようにコジツケてみると、これがまた竒妙に、うまく、アイウエオ五段の感情の性質に.あふのですヨ。

(1)の含水炭素がア段の性質、(2)の脂肪がイ段の性質、(3)の蛋白質がウ段の性質、(4)の無機塩類がエ段の性質、(5)のビタミンがオ段の性質、と、みえてくるのですヨ。

いいですか、
(1)ア段とした含水炭素に、(ひろがる.)熱をおびる、情熱」の性質があったら、ハ行の「ひろがる、ヤ行の集中する」(拡大集抱)心組の.未来へふくれる性質の段、とみえませんかネ。

(2)イ段とした脂肪質に、「相手に、つながる、または、共存を、相対するものを、つなぐ、社交する、中立になる」性質があるなら、「サ行の.共存、相対するものを、ラ行の、つなぐ」性質の(共存連絡)心組の感情をかんがへられそうにおもふのですネ。

(3)ウ段を、力行の受けては、ナ行の選ぶ、(迎入変化)組の「現在心」の感情とみましたネ。
蛋白質の性質に、もし、「貯まる、変化しやすい」性質がつよいとしたら、受けるとは、貯入することで、また、分けてはいるとは、別の形にでてくることで、「たまる、変化する」の性質は.心型のウ段心と、性質の主なものがならぶように、見えるのですネ。
 
(4)エ段を、夕行の攻、マ行の防、(進取守備)の感情の段としましたネ。
肉体でゆふと、爪と骨の心の段とみますヨ。
エ段を無機塩類の驟とみましたが、無機塩類の性質は、爪と骨に関係がつよくないでしょうかネ。
私は無機塩類を、骨の、攻防の感情に、いちばんちかいとみて、エ段にあてたのです。
              
(5)ビタミンをオ段にあてますネ。
オ段を、ワ行の整理心型の感情の段としましたけれど、ビタミンには.躰をととのへる、調整する作用がつよくはないですかネ。

躰の構造のタテの線のことは、アカサタナハマヤラワの十の心型をくみあはせれば、躰の形がでてくると.十二話のところから.ずいぶん言ってきましたでしヨ。
そしてヨコの線を、質の五段にみると、五大栄養素も五段のうちの一部分にみえましたネ。
                      

「血液型もネ、分けようによっては、百をこえるとかききますがネ。
A型.B型、O型、AB型.Rh因子.この五つの分け方をみますヨ。
A型は温順細密.B型は陽気で社交的.0型は自信にとみ生活力がさかん、それにABを明朗で情熱的、Rh因子を整理W心型の性質、と、血液型の話のところでかたりましたでしヨ。
この五つの血液型の性質を、アイウエオ五段の感情にあててみるのですヨ。
これもたちまちならぶとおもひますヨ。
いいですか。

(1)ア段の、「(行ひろがる心型と.ヤ行それを抱へる心型」との感情は、AB血液型の、「明朗で.情熱的」とみた気質とならぶとみえましたヨ.ア段にあてた含水炭素の.「ふくれて、熟をかかへる」性質ともならぶ、とみえたのですヨ。

(2)イ段に、「サ行完全心型と、ラ行連絡心型」との(共存連絡)心組をあてましたネ。
これには、B血液型の、「陽気で、社交的」とした気質がならんでしまふとおもふし、そしてこれは.脂肪質の、「基本に、中立する」性質とも、ならんでくると、みえるのですヨ。

(3)ウ段の感情を、「力行の受けて.ナ行のえらぶ」心型のところとしましたネ。
これは、A血液型の、「温順で、細密な」気質とならんでみえるし、また、蛋白質の、「貯へる、変化する」性質にも、ならぶとみえましたヨ。

(4)エ段の感情としては、「夕行進む心型と、マ行守備心型との」防心、をあてましたネ。
血液型では、O血液型の、「自信にとみ、生活力がさかん」の気質がならぶとみるし、ここに.無機塩類の、爪と骨に関係する性質がならぶとおもひましたヨ。

(5)オ段感情とは.とうぜんRh因子がのこったから.これは、整理ワ行心型の「ととのへる」心とならぶし.ビタミンの、調整する整理心とも、ならべてみるのです」
                    

『神の時代へちかかった日本の先人は、心体の感情の、五段の質を実にみごとに、克明にとらへて、アイウエオ五段、カキクケコ五段、そしてヤイユエヨもYA YI YU YE YOの五段、ワヰウヱヲもWA WI WU WE WOの五段、にそろへたのではなかったのですかネ。
私は、アイウエオ五段、アカサタナハマヤラワ十行、この五段十行図譜は、不滅の業跡としての至宝ではなかろうかと.涙がこぼれるおもひをしました。
今の時代は、コンピューターやテレビやテープレコーダーの、物質の音にちかづいた時代だとおもひますヨ。」

 
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