太陽魔術                                                                               

至宝わゐうゑを図譜(その2)
 <コメント>
父の論理は、
「万物は10の心型の組合せから出来ている。この心型の発するアカサタナハマヤラワの10の声の感情で、全ての事象は成り立っている。」
ということが基礎になっており、このことをいろいろな角度から説明しようとしています
ここではまず、10の心型、アカサタナハマヤラナの10行の声の感情をもういちど整理するところから始まっています。

 人間の話を、もういちどしますョ。
私は、アイウエオの感情体と、ワヰウェヲの感情体は、感情の体が別だとみますからネ。
アカサタナハマヤラワの感情体は、ちょうど性質のちがった十人の人がならんだとおなじで、みなそれぞれの独立した心体、心の体をもってゐるとなったのですヨ。
その体は、みんな五段になってゐると、おもふようになりましたからネ。
朝、出勤して行くときに、発出するア行の心の声があるとおもひますョ。
そして、一日の仕事をやめて、家へかへる。
己にもどる、雑をすてて自分の心だけにととのふ,その自分の時間へかへるところにワ行の声の心があるとみますネ。
この、ア行とワ行とのあひだにも、アカサタナハマヤラワの声の心がはたらくとみますョ。

いいですカ。
仕事を受けるときらの心型力行の声、仕事とむかひあふ心型サ行の声、仕事へすすむ進取心型夕行の声、えらびわける
心型ナ行の声、どんどん仕事をひろげる拡大心型ハ行の声、仕事をしめくくる守備心型マ行の声、仕事を集めるよせる熱中する集抱心型ヤ行の声、いらないところをすてて仕事をまとめる心型ワ行の声が、はたらくとみえるのですヨ。

私らは、どんな話でも、アカサタナハマヤラワの十行の声でまとめてゐるのでしョ。
それとおなじに、仕事も、アカサタナハマヤラワの十行の声の心体のうごきで、まとめると、みえるのですョ。
そしてネ、仕事を受ける心型がはたらくときにも、受けようとするア行の発出の声もうごくし、受けてしまったときにはワ行の整理の声もはたらくとなるから、部分、部分のはたらきにも、発出するア行も、まとめのワ行も、うごくでしョ。
メシをくうのは、入れる心型が主力ですがネ。
そこにも、たべようとして箸をつける出発のア行の心から、たべてゐるあひだには、アカサタナハマヤラワの心体がはたらいて、そして,たべをはったときに整理心ワ行の声の心がはたらくでしョ。
一日の仕事とゆふはたらきの構造と、頭のてっぺんから足先までの人間の構造のはたらきとは、つながってゐると.私はみるようになったのですョ」

「生物は、みんな、この九つの心型を基本としたもので組立てられてゐるように、私には見えてきたのですネ。
そして、人間が造るものも、この九つの形を基本としたもので造ることよりできないのぢゃないですかネ。
部屋のなかを見てください。

カ行の声をだす心型の,の形があるでしょう。
ドアの把手の指をいれるところがU型になってあるし、箱もコップもお鍋も冷蔵庫も、の形のなかにものを入れますネ。
の心型は、受けいれる心の形としましたからネ。

サ行の声をだす心型の、の形があるでしょう。
ねエ、あの、エソトツのメガネの穴。
エソトツや鉄柱の型、電球や型の植木鉢。
の形は、基本とか共存とかの心の示しとみたけれどネ。

タ行の声の心がきこえる、心型のところは、釘の先やサシミ包丁の先や、机や部屋の隅の角やにも、の形があるでしょうヨ。
の形は、そこへ、すすむ、そこを取る心の形としたのですヨ。

ナ行の声の心がきこえるところは、これは形にわかれるかたちだから、部屋の隅の分れにも机の角の分れにも椅子の背もたれのL形の分れにも、あるわけですヨ。
方向をえらび分けてゐるわけで.の心は。分析する心としましたからネ。

ハ行の声の心がきこえる、拡大心型は.床面のひろがりに、天井のひろがりに.なんでも器物のふくれに、あらはれてゐるわけですヨ。
心型には、ひろがる、ふくれる.心の形をみましたからネ.

マ行の声の心の、心型は、これはまづ、四角な部屋がそうでしょう。
心型は、内をかこむ、内に動きを入れる心の形としましたからネ。
机もべッドも一枚の板にも.四囲をかこむの形はあるでしょう。

ヤ行の声の心のところ、これは、の形ですがネ。
この、かかへる.寄せあつめる心のあらはれも、部屋の広さをかかへてゐるし、コップは中をかかへてゐるし.椅子のふくらみも中をかかへよせてゐますしネ。

ラ行の声の心のところ、これも、つなぐ心型のところだから、タテの線、ヨコの線、波形をつなぐ線.いっぱいありますネ。

ワ行の声の心のところ、これは、まとめる心型のところだから、カーテンを寄せて.紐でむすんだ、しぼみの形のところとか、鉢やコップや皿の底、しめくくりのところや、どこにでもつくわけですネ.    

ア行の声の心のところは.これら九つの形の色、光沢とみるヨ。

さあ、よく見てくださいヨ。
これら、十の声の心型で、部屋の内も外も、みんな、組みたてられるのぢゃないですかネ。
人は、動物もですネ。
アカサタナハマヤラワの十行の声の心型だけで、ものをくみたてることよりできないのぢゃないのですかネ。
このことは、地界の物質が、十の形だけに割れるのぢゃないのですかネ」

「絵をみてくださいョ。書をみてくださいョ。
彫刻でも、さまざまの機械でも、ずいぶんいりこんだようにみえても、人がアカサタナハマヤラワの十行の声だけでなんでも語ってゐるとおなじに、たった十の形を伸縮自在にくみあはせて、なんでもつくってゐるんじゃないのですかネ。
                               Next        
inserted by FC2 system