太陽魔術    < 心体感情 編 >                                            Home

わゐうゑをと肛門
昭和四十五年十一月十八日付よみうり歌壇で、岩沢正人さんのに、

不如意みなわれより出づとくどくどと言ひよる妻に眼を閉じてをり

を拝見して、「言ひ」や「をり」をみつけると、めづらしくおもふョ。
アイウエオ、AIUEO、は、発出の声だときこえたョ。
たとへぱ、こう、手を、こぶしにしてるネ。
この、こぶしをひらこうかナ、とする
ひらく心を発しようかナ、とする
原点から外へ全心を向けるときの出発のうごめき、その瞬間の心、その叫びを、アイウエオ、と、きこえたョ。


一つ
それからだんだんに指をひらく、これをハ行の声、拡大心型


二つ
くるものを掌の凹みにうける、これを力行の声、迎入心型


三つ
指先で物を右や左にわけて選ぶ、これをナ行の声、分析心型


四つ
集めよせるのに指でかこむようにする、これを ヤ行の声、集抱心型


五つ
あるものへ指をのぱしてつなぐ、これをラ行の声、連絡心型


六つ
手指をそれへ進める、これは夕行の声、進取心型


七つ
ものをつかみ拳の中に守る、これをマ行の声、守備心型


八つ
物に安心して手指をそへる、これをサ行の声、原体、共存心型


九つ
物を手指からほふる、すてる、これをワ行の声、整理心型


これはアカサタナハマヤラワの順にしたので、手指が物をいじる順ではないョ。
これを一つのはたらきに並ぶ アカサタナハマヤラワの声ときくの
これを一つの躰でながめるとネ。
手指がひろげて行くハ行の声を、ひらく唇の声にも聞くョ。

そして手指が物をほふる、すてる(整理)ワ行の声を、排泄する肛門の声にもきくのだョ。
唇はほしいものを集めて入れるほうでしョ。
肛門は入れられた中の雑を外へだしてやるほうでしョ。
躰のつくりがちがふでしョ。

僕は、どちらの心型の体も五段の心組からできてゐるとおもふョ。
ハ行は、ひらいて行くほうの心体が本質だし、ワ行は、閉じて行くほうの心体が本質でしョ。
くみたてが逆になッてゐるようだネ。


おなじよみうり歌壇で、富沢貞次郎さんのに、

立葵の葉の巻き枯らす虫のておそ秋の蛙すでになし

を拝読して、ゐの字をみつけると、親しい気持がわく
ワ行を、雑をすてた本来の姿へかへるW整理心型の声とみたら、「居(ゐ)る」のも、一つのととのひ、にある形となッた
ョ。

昭和四年であッたかナ
朝日新聞社講堂で、「詩人講演会」があッたョ。
島崎藤村、北原白秋、なども出たが佐藤春夫が、かすりの単衣の着ながし にヘコ帯をしめたいきほひで、「腹をこはしたが押してでてきた。さわぐな」と叱りつけたあと、「最も深い感動は無言だ 。
それからアとか、オとかの、感動詞にすすむ」と、話したのを忘れない

「それから抒情がでる、叙事につながる」

アとか、オとか、の感動詞、これがアイウエオの発出音と、私にはきこえた
それが抒情、叙事につながる。
やがては言ひたいこともをはる。
その、をはるところに、肛門の歌、Wワ行の、雑をすてて元へ戻る声をきくョ。
だから、世界中のWA WI WU WE WO (ワヰウヱオ)W系のはいッたコトバには、「整へる、まとめる、整理する、元に戻る、 縮む、末尾へくる、孤にかへる」とゆふイミのあるものが夥しくあろうとみて探す
文中に出てくる心型記号
                   
 発出心  迎入心  原体心  進取心  分析心  拡大心  守備心  集抱心  連絡心  整理心
 ア行 カ行  サ行  タ行  ナ行  ハ行  マ行  ヤ行  ラ行  ワ行
 
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