太陽魔術                                                                               

 「鳥」と夕行
<コメント>
 (進取心型)はどんな声を出すのだろうか。
試行錯誤の結果、タ行、タ・チ・ツ・テ・ト・T・D・Jの声が心型の声というところに辿りつきました。
トリ(鳥)は進む様子から生まれた言葉ではないかな。
DANCE(ダンス)のDも心型を表しているし、日本語のヲドリ(踊り)のドも。ダンスも踊りも進む心型を含んだ言葉だ。
ミヅ(水)のヅもタ行だから心型、水が流れ進む状況をあらわしている。(このことから、水はミズではなく、本来はミヅのはずだ)
父はこのような発想を次から次へと広げていったのです。



神話では、太古のはじめに の原基の生命光体が地界へきて、進んでいくときには、の心型になった。
それがやがて人では、爪先や手足の先や亀頭やの形にあらはれるとした。
この進取心型が声をだしたら、と、男はかんがへた。
(字の形から感情をみつけられないとはいっても、男は凸の字、卜の字、Tの宇、の形などに進取心型の感情をむすびつけてみた。
男はしばらくかかって、爪先のようなの形くる進取心型の声を、タチッテトTDJ系統にきくことにした)

だから、夕行の声には、「進取する、進む、取る、一点一点を占める、出る、占拠する、奪ふ、突く」などの感情が、基本的にはあろう、と聞えてきた。

正月のあかるい空を鳥がとんで行った。
トリがとんだ。
卜の字がうかんだ。
夕行の声を進取心型のさけびとみると、トリは、(卜
「進んで行く」のかとおもった。
鳥には、うしろにさがってあるくこともまれにはあろうが、目につくほとんどの鳥は、進んで行く、トブ、卜んで行く、とみぇてきた。
夕行を、進取心型の声としたら、トリは、「(卜)進んで行く
、(リ)他のほうへ」となった。
鳥、トリ、の「卜」を、すすむ心型の声としてみたくなった。
手に取るの「卜」も、「そこにすすむ、そこを占める、その点を占める、そこを奪ふ、占拠する」こととなろう。
すすむ心型の声とした夕行の「卜」の声のある、トリ、鳥が、空を、「(卜)進みの(ピ)行動をひろげ」て行くのだ。
英語の、鳥、BIRD、も、「(D)進む」らしい。
DのあるDANCE(ダンス)も、「(D)進む」らしい。
「ど」のある「をどり」も「ど」進む」らしい。
と、あはれ専門のない男にはみぇてくる。

男は、こんな幼稚な勝手なへりくつから、この未知の、「声の感情」のなかへすいこまれたのだ。
だが男は、これは奇妙なものをやってみることになったとおもった。
馬鹿がひろふようなことを、本気になってひろふきっかけがでてきた。

すすむ↑進取心型の声を夕行音とみた。
「ツ」のある、水、ミヅ、も「(ツ)進むもの」となって流れてきた。
夕行音とみるTのあるWATER(水)も、「(T)進む」ものとみえてきた。
ミヅは、WATERは、(ツ・T)進みだした。
ツのある「シヅム」沈む、も、基点から「(ツ)進んで」中へはいってしまふありさまになった。
トリ、BIRRD、ミヅ、WATER、シヅム、そんな石を三つ四つ五つと、大亊にひろっては捨てることを男はおぼえた。
ミヅタマリの「夕」も「(夕)そこに進む、そこを占める」ことになった。
ミヅウミをアイヌは「トー」とゆふそうだ。
「トウ」は「(卜)そこに進んだ、そこを占めた。
そこに夕まった」と、男にはなってきた。
空をトリがとんで行った影絵から、その、せまい入口から男は、「声の感情」へ、子供になってすべりこんだのだ。
 
                                Next       
inserted by FC2 system