声をたづねる |
おなじ声とおもへるのでなくともいいヨ。 ガビオソ族の「家」が「イクレ」で、英語が「HOUSE」で、日本が「イヘ(家)」でもいいのサ。 「イヘ」の「イ」を、発出音ア行のイとすれば、「イ」出発して(へ)ひらいて行くところ」となるし、集抱音ヤ行のイとすれば 「(イ)集ツたり、(へ)ひろがッたり、のところ」とも聞えるしネ。 英語のほうは、「「H」八方へひらいて行く、(S)基点、のところ」とよめるネ。 そこでイクを、「(イ)集ッて、(ク)くる、(レ)つなぎ、のところ」と聞いてみるカ。 日本の「イヘ」にハ行の「(へ)そこからひろがツて行く」声があるのを、英語のHOUSEの「(H)そこからひろがツて行く」とお なじ心のように、きこえるナ。 ガビオン族が「眠る」を「「ツホール」とゆふときけば、(ツ)は進むし、(ホ)もそこからはなれて行くのだし、(ル)も他 の方へとつながる、とよめるから、ツホールなら、「ここをはなれて他の方へ行ッたナ」のを、「ねむる」ことに感じた声、としてみ ようか。 ところで英語にもハ行のPがあッて、ツホールとにてゐるネ。SLEEPで、ハ行とラ行がどツちにもあるナ、と、すぐにみつけるネ。 「(S)そこから、(L)他のほうへと、(P)はなれ去ッて行く」ときこえて、ちょうどにてゐるようだナ。 日本のほうは、(ネ)の、「分けて入る」と、(ム)の、「中におさへられる」と、「(ル)他の方へ」とでネ。 分けて中の方へはいッておさへられた、のを、「ネムル」ことかと、きこえるネ。 アイヌもおなじように、眠るのは、中へおさへられる、らしいヨ。 モコロとあるから、これはネムルとにてゐるナ。 マ行とラ行がどッちにもきこえるのサ。 「(モ)中におさへられて、(コ)入ツて、(ロ)他のほうへ行く」と、なるナ。 火のことを、ガビオソ族が「クーブー」で、英語が「FIRE」で、アイヌは「アベ」とか「フナ」とか、とあるネ。 みんなハ行がさけばれて、「(ヒ)は、ひろがる」ものらしいナ。 こんなのを、僕はつぎつぎつぎとやッてみたのサ。 いくつもいくつも出てくるヨ。 僕は素人だから、若い人にたのみたいヨ。 おびただしく、限りなく、でてくるナ。 |