太陽魔術                                                                               

あさ(朝)と、ア行
 <コメント>
9心型に加えて新たに「発出心」が加わり10心型になりました。
カ・サ・タ・ナ・ハ・マ・ヤ・ラ・ワの9心型は、生命光体が地界で活動するときの心型であるのに対して、「発出心」は生命光体が地界に透入した瞬間の感嘆の心型であり、その心型がア行の声を発したとしています。
発出心型はの記号で表しています。




男は.神話へもどってみる。
茫とした地界へ、生命光体が放りだされたとき、はじめて心体感情が発出したろうか。
もしそうなら、その発出の瞬間の心体を、幾億万年のあとへつれてきて、人間がみたら、このようになるかもしれない。
はじめの視界で.はじめての感情がうごいたとき、そこに、嘆声がでたかもしれない。
感動をおぼえたかもしれない。
恐怖はおそはれたかもしれない。
ひれ伏したいとおもったか、恐怖から尊敬の心にかはったか。
いづれにしても、発見の感動にふるへた叫びを発したこととみえる。
ここに.ア行の叫びをきいた。

男には、アイウエオAIUEOの声を「発出音」とみえた。
だから.ア行の声には「発出、発見、出発、発進、初、己、心、嘆声、感動、襲ふ、恐怖、偉大、尊敬、一位、純、童心」などの感情が基本的にはあろうとした。

男は.まじめなことを書くとおもってペンをすすめる。
「ア行の声を.ヒヨコが卵をわった瞬間の声、芽が種子を切った瞬間の声、とみて、発出音とつけました。
あはれ、とゆふコトバは、「(ア)嘆声の(ハ)ひろがりが(レ)つながる」ともなって、感動がひろがること、ともなりましょう。
また、「(ア)嘆声が.(ハ)元の姿からはなれ去ったものへ(レ)つながる」と出てきて、ふびんな姿へでる心の声ともみえます。
または、「(ア)心立ち(ハ)刻々にかはって去って行く(レ)他のほうへと」ともなると、うつりかはるものへでる心、にみえるのです。

あはれ、の、「は」の心を「中心から、八方へ.ひらき、去り、はなれて、全体が、刻々に表面化をうつして行く.拡大心型の声としましたが、英語の、あはれみのコトバに、PITY、がみえます。
このP音を.あはれの「は」とおなじ、ハ行音の「元の形からかはり去り行く心の声」とみて、「(P)うつりかはりの(T)進みを(Y)だきかかへる」と出してみると、無情をだきかかへてやる心、にもなりました。」

「朝がきた」とは、なんのことだろうとおもひました。
サ行音を「基礎.実体.共存.基点、常に己と共にあるもの」とする感情の、原体共存心の声とみたので、朝とは、『(ア)発出の(サ)基点」と出てきたんです。
朝とは「ア)出発する(サ)基点だ。または、実体だ。または、現実だ」と、出たんで、ナルホドなア、となったのです。
朝を「あした」とよんでも、「(ア)出発が、(シ)基点から(夕)出る」と、なりますネ。
こうなると.「アサ」と、MORNING、とは、感情のつながりが、ちがふことになったのです。
英語の朝は『(M)中におさへられてゐた動力が(R)他のほうへ(N)分けてはいり(N)別の形を(G)迎へる」と、なかなか御念のはいった説明ですヨ。
夜の中にはいってしまってゐた力が、外へでてくるのを朝とゆふのぢゃないですかネ」

「あなた」と、相手へすがる心の、「あ」は(ア)心を発する、心を外へだす、相手へ出す」のでしょう。
「な」は『(ナ)分けてはいる、相手の中へはいる、一緒になる」感情としますヨ。
「た」といったら、「(夕)それに進む、それを取る、それを占拠する」感情とみるんです。
だから、「あなた」とゆふ声の感情では、「(ア)心を相手へだして(ナV)それに一諸になって(夕)それを占拠する」心のさけびになりました。

「私は、今のコトバでみてゐます。タテの線のうつりかはりをしりません。ヨコの線の、いまの世界中のコトバをならべてみます。いまの、世界中のコトバをヨコにみて行っても、声の感情の基本は、でる、と、してみつめるのです。
私は、一つの発音の、一つの声の、感情を、たしかめることをしてゐます。
へりくつ、こじつけ、都合のよいのばかり出す、といはれても、この声の感情で、おびただしい、コトバの分解が、でてくるはずだ、と、してゐます」

男は、ひとり相撲をしてゐた。
それでも、「先生」から、関心のある、あたたかいお便りをいただいた。
「あなたの記録を、昼休みの時間に、先生方のまんなかへだしたら、賛否両論、議論百出であった」とある。
男は、賛否両論とはありがたいとおもった。
賛否両論こそが正しいとおもった。
男は、自分の行く道もあるのだと、ひとまづ安心をする。
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