<コメント>
父は「9つの心型が声を発しているのだ」という考えに夢中になります。そしてどの心型がどの声を発しているのかを探す作業に熱中します。
まずカタカナの文字の形に着目します。
例えば、「ハ」な広がる形をしているからハ行は(拡大心)の音ではないかなどと考えたようですが、カタカナ文字の形が心型を表しているとの考えは失敗に終わったようです。
次に心型のイメージから連想する言葉をいくつも並べてみます。
例えば(拡大心)から連想することばとして、腫れる、広がる、膨らむ、頬・・・・・など。
これらの言葉にはどれも「ハ行」の音が含まれているところから、(拡大心)が発するのは「ハ行」の音であると結論付けたようです。
ここでは、50音の各行の音について、心型との関連を見出す過程を述べていますが、次はその序文にあたる部分です。
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